令和3年11月議会開会

2021年11月29日

令和3年11月定例愛知県議会が、29日より始まりました。大村知事からの提案説明要旨です。まずコロナについては、今後の感染拡大への備えとして、第5波の2倍程度の感染力を想定した上で、ワクチン接種率が8割になったこと、治療薬の開発等を踏まえ、「保険・医療提供体制確保計画」を策定しています。臨時の医療施設の開設を含め、最大2,534床の病床確保・保健所の機能強化を進めます。

 

12月からは医療従事者等を対象とした新型コロナワクチンの3回目の接種を開始、本県には11月15日の週から、3回目使用の約20万回分のファイザー社ワクチンが届けられており、約58万回分の11月末在庫と合わせて摂取します。来年2月及び3月に接種する分として、ファイザー社及びモデルナ社ワクチン、合わせて約193万回分が供給されることになっているとのことです。

 

本年度の県税収入については大幅な減収を見込んでいましたが、企業業績の回復を受け、当初の見込みを上回る水準で推移、来年度も上場企業の2022年3月期位の業績予想は、増益見通しとなっています。が、半導体需給のひっ迫や原材料価格の高騰が懸念される為、今後の国内外の社会経済状況等を注視し、慎重に来年度の税収を見極めたい。依然として厳しい財政運営が続くと考えられるとの事でした。

 

そのほか、SDGsの推進、自動運転社会実装の推進、女性の活躍促進、地震・防災対策、愛知県基幹的広域防災拠点、県立高等学校再編将来構想(案)の策定、国の施策・取組に対する要請活動、ロボカップアジアパシフィック2021あいち等について説明されました。愛知県中小企業者等応援金、愛知県医療従事者応援金、愛知県感染防止対策協力金等が補正予算案の内容です。